レスリングから相撲へ転向し、わずか数年で大相撲の幕内まで上り詰めた欧勝馬。
そんな欧勝馬関ですが、相撲キャリアは大学からスタートしたという珍しい経歴を持っています。
また、出身校や大学時代の相撲実績についても知りたいところです。
そこで今回は、
- 欧勝馬はレスリング留学で来日!その実績は?
- 欧勝馬の出身大学と大学進学の経緯
- 大学時代の相撲実績と驚異的な成長
主にこの3つについて迫っていきます。
それでは早速本題に入りましょう!
欧勝馬はレスリング留学で来日!その実績は?

欧勝馬関は、わずか数年で大相撲の幕内まで上り詰めているため、どういう力士なのか知らない方が多いと思います。
調べてみたところ、欧勝馬関、本名プレブスレン・デルゲルバヤルは、1997年4月9日生まれのモンゴル国トゥブ県出身だそうです。
現在28歳で、身長190cm、体重167kgの堂々たる体格を誇っています。

欧翔馬関の相撲キャリアは、多くの力士とは異なり、大学から始まったそうです。
それまでは、レスリング選手として活躍していたとのこと。

欧勝馬関は、16歳の時にレスリングを始めましたが、モンゴル出身の元横綱朝青龍の紹介で日体大柏高校に留学し、日本でレスリングを続けました。


驚くべきは、高校2年生で高校選抜個人120㎏級で優勝、高校3年の時には高校総体120㎏級で優勝するという結果を残したそうです。

このように、高校時代からすでに優れた競技実績を持っていた欧勝馬関ですが、大学進学を機に彼の人生は大きく変わることになります。
欧勝馬の出身大学と大学進学の経緯

欧勝馬関は、大学から相撲を始めたとのことですが、どこの大学に進学したのでしょうか?
欧勝馬関は高校卒業後、日本体育大学スポーツ文化学部武道教育学科に進学したとのこと。

この選択が、彼の人生を大きく変えることになったようです。
大学進学に伴い、欧勝馬関は相撲部に入部。

これが彼の相撲キャリアの始まりとなったそうです。
レスリングで培った体格と技術を活かし、相撲の世界に足を踏み入れたのですね。
日本体育大学は、相撲の強豪校として知られています。

日本体育大学からは、欧勝馬関の2学年後輩にあたる大の里関も輩出されており、両者ともに学生横綱の称号を獲得しています。

欧勝馬関が相撲を始めたのは大学からですが、その成長スピードは驚異的でした。

レスリングで培った身体能力と、相撲に対する真摯な姿勢が、彼の急成長を支えたと言えるでしょう。
大学時代の相撲実績と驚異的な成長

欧勝馬関の大学時代の相撲実績は、どうだったでしょうか?
調べてみたところ、欧勝馬関の大学相撲における実績は、まさに驚異的と言えるものでした。
相撲を始めてからわずか数年で、学生相撲の頂点に立つまでに成長したのです。
以下に、欧勝馬関の大学時代の相撲実績を年次ごとにまとめてみました。
大学1年次(相撲転向1年目)
- 全国学生相撲選手権大会で3位入賞
大学2年次
- 全国学生選手権大会でベスト8進出
大学3年次
- 全国学生選手権大会で再び3位入賞
- 3年連続で大相撲の三段目最下位格付出の資格を取得
大学4年次(2020年)
- 全国学生選手権大会で優勝し、「学生横綱」のタイトルを獲得
- 「幕下15枚目格付出」の資格を獲得

特筆すべきは、欧勝馬関が相撲を始めてわずか4年で学生横綱の座に上り詰めたことです。
これは、彼の並外れた才能と努力の賜物と言えるでしょう。
また、全日本相撲選手権大会にも大学在学中は毎年出場しており、学生相撲界での活躍は目覚ましいものだったようです。
日体大相撲部の監督からは「十両でやっても10勝します」と高く評価されていたことからも、欧勝馬関の実力の高さがうかがえます。
この驚異的な成長と実績により、欧勝馬関は「幕下15枚目格付出」という好条件でのプロデビューを果たすことができたそうです。
これは、学生相撲での実績が認められた証と言えるでしょう。

大学卒業後の欧勝馬関の歩みも順調だったようです。
□ 2020年(令和2年)12月11日:鳴子部屋で研修開始

大学卒業後は大相撲に入門。日体大OBの15代鳴戸(元大関・琴欧洲)が師匠の鳴戸部屋で2020年12月21日から研修を開始した。当初から研修期間は半年以上になる予定だったが、2021年9月場所前に正式に入門し、同場所の新弟子検査で合格した。
出典:イッツ・ア・相撲ワールド
□ 2021年(令和3年)11月場所:正式デビュー

デルゲルバヤルは興行ビザ未取得のため11月の九州場所でデビューする見通しだが、師匠の鳴戸親方(元大関琴欧洲)によるとしこ名は「欧勝馬(おうしょううま)」にすでに決定。デビューに向けて準備は着々と進んでいる。
□ 2022年(令和4年)7月場所:十両昇進(鳴子部屋初の関取)

日本相撲協会は25日、東京・両国国技館で名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議を行い、7戦全勝した欧勝馬(25=鳴戸)の新十両昇進を決めた。
出典:日刊スポーツ
□ 2024年(令和6年)5月場所:新入幕を果たす

欧勝馬が新入幕 モンゴルから同じ飛行機で来日の豊昇龍と対戦熱望…元琴欧洲が師匠の鳴戸部屋から初の幕内
出典:スポーツ報知
□ 初場所で10勝5敗の好成績を収め、敢闘賞も獲得

新入幕の欧勝馬が敢闘賞「自信になる」金峰山を寄り切り10勝 元大関琴欧洲が初めて育てた関取
出典:日刊スポーツ
まとめ
今回は、欧勝馬関の大学から相撲スタートという珍しい経歴と、その驚異的な成長についてお伝えしてきました。
レスリングで培った体格と技術を活かし、わずか4年で学生横綱に輝いた彼の実績は、まさに驚異的と言えるでしょう。
大学相撲での輝かしい実績を持つ欧勝馬関は、現在大相撲の幕内で活躍中です。
大学から相撲を始めたにもかかわらず、短期間で頭角を現し、プロの世界でも順調にキャリアを積み重ねています。
今後の欧勝馬関の活躍にも大いに期待が寄せられています。
彼の相撲人生はまだ始まったばかり。
これからどのような成長を遂げ、どこまで上り詰めていくのか、目が離せません。
大相撲ファンにとって、欧勝馬関の今後の活躍は大きな楽しみの一つとなっているのです。
それでは、ありがとうございました。
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