大相撲の世界で急速に台頭し、2023年に大関に昇進した霧島。
そんな霧島関ですが、その強さの秘密は、驚くべき育った環境と真面目すぎる性格にあるのかもしれません。
霧島関の生い立ちから稽古エピソードまで、彼の成功を支える要因も知りたいところです。
そこで今回は、
- 遊牧民の家庭で育った霧島関の驚くべき環境
- 霧島関の真面目な性格と稽古への姿勢
- 霧島関の稽古エピソードから見る努力の軌跡
主にこの３つについて迫っていきます。
それでは早速本題に入りましょう！
遊牧民の家庭で育った霧島関の驚くべき環境
霧島関は、どういった環境で生まれ育ったのでしょうか？
霧島関、本名ビャンブチュルン・ハグワスレンは、1996年4月24日にモンゴル国ドルノド県で生まれたとのこと。
彼の生まれ育った環境は、多くの日本人には想像がつかないもののようです。
霧島関は、羊を飼育する遊牧民の父のもとで育ったそうです。
幼い頃から、父親の仕事を手伝うために1日30kmもの距離を乗馬で移動することが日課だったとのことです。
この日々の生活が、彼の強靭な足腰とスタミナを育てる基礎となったのでしょう。
モンゴルの厳しい自然環境で育ったことは、霧島関の身体能力に大きな影響を与えているようです。
特筆すべきは、彼の驚異的な回復力だそうです。
陸奥部屋後援会会長の室谷正明氏は次のように語っています。
「専門の医師が驚くほどの治癒能力。日本人の３倍はあるとかいわれ、回復が早い。育った環境もそうですが、持って生まれた特性」
この驚異的な回復力と強靭な身体は、相撲界での彼の急速な成長を支える重要な要素となっているそうです
霧島関の真面目な性格と稽古への姿勢
霧島関が、大相撲の世界で急速に台頭し、2023年に大関に昇進した要因は何だったのでしょうか？
霧島関の成功を支えるもう一つの大きな要因は、彼の真面目な性格と稽古に対する熱心な姿勢のようです。
霧島関は、関取の中でも最も熱心に出稽古に行くことで有名とのこと。
例えば、2024年1月6日には、二所ノ関一門連合稽古に唯一一門外から参加するなど、その稽古への姿勢は他の力士の模範となっているそうです。
大関昇進時の口上でも、「大関の名を汚さぬよう稽古に精進し」という言葉を使用しました。
これは、稽古熱心な新大関らしい言葉として高く評価されたそうです。
この精神は、師匠の陸奥親方（元大関・霧島）と鶴竜親方（元横綱）から受け継いだものであり、霧島関の相撲に対する真摯な姿勢を表しています。
霧島関の相撲スタイルも、彼の真面目な性格と努力の賜物といわれています。
彼は「万能型」の力士として知られており、左四つ、寄り、投げを得意としながらも、右差しや突っ張りなど多彩な技を駆使します。
さらに、霧島関は自身の成長に対する明確なビジョンを持っているとのこと。
彼は次のように語っています。
「身近にいいお手本がいる。立ち合いの精度を磨き、圧力をかけながら素早く懐に入って差してくる鶴竜親方のような相撲を取りたい」
この言葉からも、霧島関の向上心と真面目な性格が伺えますね。
霧島関の稽古エピソードから見る努力の軌跡
霧島関は、何歳から相撲を始めたのでしょうか？そして稽古にまつわるエピソード話はあるのでしょうか？
霧島関の相撲人生は、18歳で相撲を始めたところから始まります。
相撲を始める前は柔道の経験はあったものの、相撲の経験は全くなかったとのことです。
当初は身長こそ180cmを超えていましたが、体重は70kgに満たない細身の体型だったようです。
しかし、真面目で努力家な性格と遊牧民として培った強靭な足腰を活かし、急速に力をつけていったそうです。
陸奥親方は「５人の中でセンスが良かった」と語り、彼の素質を高く評価していたとのこと。
2023年7月、新大関として名古屋場所に臨む際のエピソードも、霧島関の稽古への姿勢を物語っています。
佐渡ケ嶽部屋に出向いて14番の申し合い稽古を行い、小結・琴ノ若や幕内・琴恵光と対戦して19勝7敗の成績を残しました。
このとき霧島関は「一番一番取っていたら、20番を超えた」と語り、その稽古への熱心さを示しました。
2024年1月の初場所に向けての稽古では、大の里関との初胸合わせを行いました。
稽古終盤、霧島関に指名されて土俵に入った大の里関との間で熱のこもった稽古が行われました。
大の里関は横綱昇進を目指す大関に1勝4敗の成績でしたが、立ち合いで後退させるなど驚異的な力を発揮する場面もありました。
これらのエピソードは、霧島関の稽古に対する真摯な姿勢と、常に自身を高めようとする努力の軌跡を示しています。
まとめ
今回は、霧島関が育った環境や稽古エピソードなどについてお伝えしてきました。
霧島関の真面目すぎる性格と驚きの育った環境は、彼の相撲人生に大きな影響を与えています。
モンゴルの遊牧民として育った環境で培った強靭な身体と、真面目で稽古熱心な性格が、彼の急速な成長と成功を支えています。
多彩な技と対応力に優れた相撲スタイル、そして日々の努力が実を結び、2023年には大関に昇進し、その年の九州場所では優勝も果たしました。
霧島関の成功の秘訣は、恵まれた環境と生まれ持った才能だけでなく、それを最大限に活かす努力と真摯な姿勢にあると言えるでしょう。
今後も彼の真面目な性格と努力が、相撲界においてさらなる成功をもたらすことが期待されます。
それでは、ありがとうございました。
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