女優、ファッションモデル、YouTuberとして活躍している杏さん。
そんな杏さんですが、実は熱心な歴史ファンとしても知られています。
「歴女」として有名な杏さんですが、どのようにして歴史好きになったのでしょうか?
また、彼女が特に好きな戦国武将は誰なのかも知りたいところです。
そこで今回は、
- 杏の歴史好きの原点
- 歴女になったきっかけとは
- 杏が愛する戦国武将たち
主にこの3つについて迫っていきます。
それでは早速本題に入りましょう!
杏の歴史好きの原点

杏さんの歴史好きの原点はいつ頃なのでしょうか?
杏さんの歴史好きは、実は幼少期から芽生えていたようです。
幼稚園の卒業文集には「着物を着て絵を描く人になりたい」と書いており、すでに和文化への関心が見られていたとのこと。
幼稚園の卒園文集が残っているんですけど、私はなぜか着物を着て絵を描く人になりたいと言っていて、生まれて5年で何か思っていたんだろうなあと
出典:billboard JAPAN

しかし、本格的に歴史に興味を持ち始めたのは中学生の頃からだそうです。
特に幕末の授業が彼女の心を捉え、歴史への扉を開くきっかけとなったそうです。
中学校の歴史の授業がすごく面白くて
出典:billboard JAPAN

また、当時流行していた新選組を描いたマンガ『風光る』も、杏さんの歴史好きを後押ししました。
中学生のとき、マンガ『風光る』をはじめとする新選組を扱ったマンガが流行ったのですが、授業で幕末を習っていたこともあり興味を持っていると話した
出典:ダ・ヴインチweb
マンガを通じて歴史上の人物たちの生き様に触れ、その魅力に引き込まれていったのです。

さらに、歴史に詳しい祖父の存在も大きな影響を与えました。
祖父が歴史好きだったという影響もあってどんどん好きになっていきました
出典:billboard JAPAN
杏さんが歴史について質問すると、祖父は自分の持っている本や切り抜きのスクラップを送ってくれたそうです。

歴女になったきっかけとは

次に杏さんが「歴女」になったきっかけは何でしょうか?
杏さんが本格的な「歴女」へと成長していったきっかけは、先ほどお伝えした歴史好きの原点となった
- 中学校の歴史授業、特に幕末の授業への興味
- 歴史マンガの影響
- 祖父からの影響と歴史書の紹介
の3点が、きっかけとなります。

さらに杏さんには、あと2つ「歴女」へと成長していったきっかけがあります。
1つ目は、モデルの仕事を通じた全国各地への訪問です。
モデルの仕事が、杏さんの歴史好きを深める大きなきっかけとなりました。

モデルの仕事で全国各地を訪れる機会があり、「行く先々の歴史を調べたり、史跡を見たりしているうちに、どんどん歴史好きになっていきました」と語っています。
「モデルの仕事で地方等へ行ったときには、仕事の前日か(当日の)朝までに一人で史跡を回ったりすることも多いです」と、”歴史好き”は伊達ではない様子。
出典:マイナビニュース
2つ目は、祖父から紹介された池波正太郎さんの『幕末新選組』を読んだことも、歴史への興味を深めるきっかけになりました。
いろいろな切り抜きや資料と一緒に祖父が『幕末新選組』を送ってくれました。折に触れて本をプレゼントしてくれる祖父だったんです
出典:ダ・ヴインチweb

歴史小説を通じて、過去の人々の生き方や思いに触れ、その魅力にますます引き込まれていったのです。
杏さんの歴史への造詣の深さは、単なる趣味のレベルを超えています。

2009年には「歴女」という言葉が流行語になった際、その代表として流行語大賞の受賞式に招かれるほどでした。

さらに、司馬遼太郎をしのぶ「菜の花忌」のシンポジウムにパネリストとして参加するなど、学術的な場でも活躍しています。
司馬遼太郎さんをしのぶ第19回菜の花忌シンポジウムが2月7日にNHK大阪ホールで行われた。今年は大坂の陣から400年で、この戦いをとりあげた司馬作品『城塞』について、女優の杏さん、静岡文化芸術大学教授・磯田道史(いそだ・みちふみ)氏ら4人のパネリストが登壇。司会の元NHKアナウンサー・古屋和雄氏に作中で惹かれる登場人物について聞かれた杏さんは意外な歴女ぶりがあらわに。
出典:AERA-朝日新聞
専門家からも高い評価を受けており、静岡文化芸術大学教授の磯田道史氏は杏さんの歴史知識の深さを絶賛しています。
杏が愛する戦国武将たち

最期は、杏さんが好きな戦国武将は誰なのでしょうか?
調べたところ、杏さんが好きな戦国武将は、時期によって少し変化しています。
ここでは、彼女が特に魅力を感じている武将たちを紹介します。
島津義弘
杏さんが2015年頃に特に好きだと語った武将の一人が島津義弘です。

関ケ原の戦いでの島津義弘の行動に深く感銘を受けたようです。
「多勢に無勢で圧倒的に不利な状況のなか敵中突破した、歴史上でも類を見ない勇気ある行動力にひかれます」と評価しています。
困難な状況下での決断力と勇気に、杏さんは強く心を動かされたのでしょう。
関ケ原の戦いでは島津義弘公。圧倒的劣勢でも敵に立ち向かい、歴史上類を見ないような勇気ある行動に感動しました。
出典:日刊ゲンダイDIGITAL
蒲生氏郷
蒲生氏郷も杏さんが魅力を感じている武将の一人です。

織田信長の娘・冬姫の夫として知られる蒲生氏郷について、杏さんは次のように評価しています。
「実直で頭も良くて自分の家族を大切にする。とても誠実なイメージがあって、そんなところがすてきだと思います」
織田信長の娘と結婚した蒲生氏郷公。賢くて実直な方なので」とまくしたて、司会のアナウンサーを唖然とさせた
出典:日刊ゲンダイDIGITAL
杏さんは、小説家の葉室麟氏の『冬姫』を読んで蒲生氏郷の人柄に惹かれたそうで、歴史小説を通じて武将たちの人間性に触れる杏さんの姿勢がうかがえます。

支倉常長
2010年頃、杏さんが特に興味を持っていた人物が支倉常長です。

仙台藩の伊達政宗の家臣であり、慶長遣欧使節団のリーダーとして活躍した支倉常長について、杏さんは次のように語っています。
「日本人で初めて油絵の肖像が描かれるなど、彼には日本人で初めてということが沢山あります」
杏さんは、支倉常長の先駆者としての側面に強く惹かれたようです。
未知の世界に飛び込み、新しい文化との架け橋となった支倉常長の姿に、杏さんは歴史の躍動感を感じたのかもしれません。
自他共に認めるという歴史好きらしく「好きな武将は支倉常長。日本人で初めて油絵の肖像が描かれるなど、彼には日本人で初めてということが沢山ありますよ」と”歴女”ぶりを披露した。
出典:マイナビニュース
その他の好きな武将
杏さんは、織田信長や伊達政宗なども好きな武将として挙げています。


特に関ケ原の戦い以外の時代の武将としてこの二人の名前を挙げており、幅広い時代の歴史に興味を持っていることがわかります。
このように、杏さんの好きな武将は多岐にわたり、それぞれの武将の個性や生き方に深い関心を寄せています。
歴史上の人物を通じて、人間の多様な生き方や価値観を学んでいるようです。

ちなみに杏さんのお父様は、俳優の渡辺謙さん。

渡辺謙さんは、1987年(昭和62年)NHK大河ドラマの『独眼竜政宗』で主人公の伊達政宗を演じ、一躍国民的スターとなりました。

まとめ
今回は、杏さんの歴史好きの原点や歴女になったきっかけ、杏さんが愛する戦国武将たちについてお伝えしてきました。
杏さんの歴史好きは、幼少期からの和文化への関心に始まり、中学校の授業や祖父の影響、そしてモデルの仕事を通じて深まっていきました。
彼女の歴史への造詣は、単なる趣味のレベルを超え、専門家からも高い評価を受けるほどです。
好きな戦国武将も、島津義弘や蒲生氏郷、支倉常長など、一般的な知名度だけでなく、その人物の生き方や個性に深く共感しているのが特徴です。
「歴史は実際にあった人間同士のドラマです。歴史小説を読むことで、現代の私たちが得られるものがたくさんあります」という彼女の言葉からも、その思いが伝わってきます。
杏さんの歴史への情熱は、私たちに歴史の魅力を再認識させてくれます。
過去の人々の生き方や決断から学び、それを現代の生活に活かすという彼女の姿勢は、多くの人々に新たな歴史の楽しみ方を提示しているのではないでしょうか。
杏さんの今後のさらなる活躍が楽しみですね。
それでは、ありがとうございました。
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