大相撲の世界で注目を集める若手力士、湘南乃海。
そんな湘南乃海関ですが、その名前からも想像できるように、彼は湘南地域出身の力士です。
湘南乃海という四股名への思いや郷土愛について知りたいところです。
そこで今回は、
- 湘南乃海のプロフィールと出身地
- 四股名「湘南乃海桃太郎」の由来と意味
- 湘南乃海の郷土愛と地元への思い
主にこの3つについて迫っていきます。
それでは早速本題に入りましょう!
湘南乃海のプロフィールと出身地

まずは、湘南乃海関のプロフィールと出身地について詳しく見ていきましょう。
湘南乃海関の本名は、谷松将人(たにまつ しょうと)です。
1998年(平成10年)4月8日生まれの27歳で、神奈川県中郡大磯町の出身です。
出典:朝日新聞

高田川部屋に所属しており、現在の最高位は西前頭5枚目となっています。
湘南乃海関は、大磯町で生まれ育ちました。

幼少期から恵まれた体格を持っており、小学6年生の時点で既に身長189センチに達していたそうです。
この抜群の体格を活かし、当初はプロ野球選手を目指していたとのこと。

小学校卒業時に189センチあり、野球の投手で鳴らした。
出典:朝日新聞
しかし、中学時代にケガが多く、思うような結果を残せなかったことから、周囲から相撲を勧められるようになります。

最初は相撲に対して良いイメージを持っていなかった湘南乃海関でしたが、ドラマ「千代の富士物語」を見たことがきっかけで、相撲への興味が芽生えたとのことです。


転機となったのは、ドラマ「千代の富士物語」のビデオだった。「筋肉質の千代の富士が活躍する姿を見て、印象がガラッと変わった」。
出典:タウンニュース
そして、8つ以上の部屋から勧誘を受ける中で、「角界で一番厳しい」と言われる高田川部屋を選択。

中学を卒業後、「部屋の雰囲気の良さと稽古の厳しさ」から高田川部屋に入門。
出典:時事ドットコム
高田川親方(元関脇安芸乃島)から「日本人の強い横綱が必要。君がヒーローになれ」という言葉をかけられ、入門を決意したのです。

高田川親方(元関脇安芸乃島)の「今は日本人力士が活躍していないから、君がヒーローになれ」という率直な言葉が決め手だった。
出典:時事ドットコム
四股名「湘南乃海桃太郎」の由来と意味

湘南乃海関の四股名には、深い意味が込められているようです。
その由来と意味について、詳しく見ていきましょう。
「湘南乃海」という四股名は、出身地の大磯町にちなんで師匠の高田川親方が命名したそうです。

大磯は湘南発祥の地とされており、地元への愛着を込めた命名となっています。

高田川親方には「出身地の名前を使う」というポリシーがあり、湘南乃海関の場合も神奈川県大磯町出身ということで「湘南」が使われたとのことです。

一方、下の名前の「桃太郎」は、「強い相手を鬼と見立て、鬼を退治する」という意味が込められているそうです。
桃太郎のように勇敢に強敵に立ち向かってほしいという願いが、この名前に込められているのですね。

桃太郎は強い相手を鬼とし、退治する意味を込めて
出典:スポーツ報知
このように、湘南乃海関の四股名には、地元への愛着と強い力士になってほしいという願いが込められているのです。
彼自身も、この四股名に込められた思いを強く意識しながら相撲道に励んでいるようです。

湘南乃海の郷土愛と地元への思い

湘南乃海関は、四股名に込められた地元への思いを強く抱いています。
彼の郷土愛と地元への思いについて、詳しく見ていきましょう。
新入幕を果たした際のインタビューで、湘南乃海関は次のように語っています。
「しこ名で地元を背負っているつもり。湘南を盛り上げていきたい」。
出典:朝日新聞
この言葉からも、彼の地元への強い思いが伝わってきます。

また、大磯町などで激励会が行われ、ファンや後援者の期待を実感したことで、より一層地元への責任感を感じるようになったそうです。

師匠の高田川親方も「自分のために戦う幕下と違い、関取は応援してくれる人が多く、背負うものが増える。一生懸命さが変わった」と評価しています。

湘南乃海関の地元への思いは、中学3年生で角界入りを決めた際にも表れています。
当時、彼は「十両になるまでは地元に戻らない」と宣言したそうです。

大磯中学校3年生の谷松将人君がこの春から大相撲の世界に挑戦する。卒業式を前に、入門を決めた高田川部屋での生活を始めた。「十両になるまでは地元に戻らない」と人生の新たな一歩に気合を入れる。
出典:タウンニュース
これは自分に厳しい環境を課すことで成長したいという強い意志の表れですね。
湘南乃海関の趣味は音楽鑑賞で、入門当初は同じ湘南地域出身の「湘南乃風」の曲をよく聞いていたそうです。

20歳を過ぎてからは「サザンオールスターズ」も好きになったとのこと。

これらの音楽の選択からも、湘南の文化に深く根ざした愛着が感じられます。

このように湘南乃海関は四股名だけでなく、日々の生活や趣味の中でも地元への強い思いを持ち続けているようです。
彼の相撲人生は、まさに地元湘南への愛と共に歩んでいると言えるでしょう。
まとめ
今回は、湘南乃海関の出身と四股名への思い、そして郷土愛についてお伝えしてきました。
湘南乃海関は神奈川県大磯町出身で、四股名には地元への深い愛着と鬼退治への願いが込められています。
「湘南乃海」は出身地を、「桃太郎」は強敵に立ち向かう勇気を表しており、地元を背負って相撲道に邁進する姿勢を示しています。
新入幕を果たし、さらなる上位進出を目指す中で、故郷への思いを胸に土俵で戦い続けています。
湘南乃海関の活躍は、地元湘南地域の人々にとっても大きな誇りとなっているでしょう。
今後も、彼の相撲人生と共に、地元への思いがさらに深まっていくことが期待されます。
湘南乃海関の今後の活躍に、ますます注目が集まりそうです。
それでは、ありがとうございました。
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